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内部SEO対策とは何?制作現場の内部対策チェックリスト付き

公開日:2019年02月15日 最終更新日:2019年02月15日

そもそも、SEOとは何か?

これから「SEO」についてお話しをして行くのですが、まずは「SEO」と何かついて簡単に説明していきたいと思います。
「SEO」とは、「検索エンジン最適化」と言って「Search Engine Optimization」の略になります。

「検索エンジン最適化」の「検索エンジン」とは?

検索エンジンとは、インターネットユーザーがキーワードを入力するとそのキーワードに関連したWebサイトを検索して
検索結果を一覧で表示してくれるシステムのことです。
「Yahoo!」や「Google」をイメージしていただければ分かりやすいと思います。

検索エンジン:Yahoo!のイメージ画像

検索エンジン:Googleのイメージ画像

検索エンジン「YAhoo!」の検索の仕組みはGoogleの仕組みを利用しています

欧州および米国独禁当局によりヤフーとマイクロソフトの提携が承認されたことにより、両社が昨年合意した検索事業の提携が具体的に進展することとなった。
出典MicrosoftとYahoo!の検索事業 提携合意内容 (まとめ)

SEO・検索エンジン最適化はGoogleの検索表示の仕組みを理解し対策をすること

Yahoo!の検索システムはGoogleの検索システムを利用しているのでSEO・検索エンジン最適化はGoogleの検索システムに対応すれば良いことが分かったと思います。
では、Googleの検索システムに対応するには実際どのような対策をしていけばよいかを説明していきます。

Google検索エンジン最適化スターターガイドを読む

Googleから「Google検索エンジン最適化スターターガイド」が公開されていることはご存じでしょうか?

このガイドは当初、社内向けに作成したものでしたが、検索エンジン最適化(Search Engine Optimization:SEO)にまだ馴染みのない方々や、ユーザーと検索エンジンの双方に優しいサイトを構築しようと
しているウェブマスターの方々にも役立つのではないかと考え、公開することにしました。
このガイドには、Googleの検索結果で1位になるための秘訣が記載されているわけではありません。しかし、ここに書かれていることを参考にしていただくことで、検索エンジンからクロールされやすく、
インデックスされやすいサイトを構築することができます。
出典検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドPDF版

このガイドは、オンライン コンテンツを所有するか管理していて、Google 検索を通じて収益化や宣伝を行いたい方を対象としています。成長している好調企業の経営者、多数のサイトのウェブマスター、ウェブ代理店の SEO 専門家、検索の仕組みを知り SEO に取り入れたい個人の方など、幅広い読者を想定しています。Google のおすすめの方法に基づいて SEO の基礎知識を包括的に学びたい方にとって、最適な資料です。Google でサイトが自動的に掲載順位 1 位になるための秘訣をご紹介するわけではありませんが、以下に示すおすすめの方法を取り入れると、検索エンジンがコンテンツをクロール、インデックス登録、そして把握するのが容易になるでしょう。
出典検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイドWeb版

Google検索エンジン最適化スターターガイドの内容をWeb制作の実務作業に合わせてチェックリスト化すると?

ページタイトルは、30文字前後でキーワードは入っているか?

現在の検索エンジンの検索結果に表示される文字数は31文字を上限に、
省略されるためサイトタイトルは30文字を目安に設定します。
ページタイトルには、ユーザーが入力しそうなキーワードを含めてページの内容に合わせて作成します。

ページタイトルは、運営サイト、競合サイトと重複していないか?

競合サイトはもちろんですが、自分で運営しているサイトでもページタイトルが重複していないか確認をします。

descriptionメタタグの設定をしているか?

100文字前後でページの要約、ユーザーが分かりやすい説明文になっているか?

ページタイトルと同様にキーワードを含めながら、ページの内容を要約したページ説明文を作成します。

検索エンジンでのサイトタイトルやdescriptionメタタグの見え方

keywordsメタタグの設定をしているか?

ページの内容にあった3~5の単語を設定する

現在は、検索エンジンの評価に関係ありませんが、サイトを運営するにあった管理がしやすいため設定しています。
設定の数に制限はありませんが、あまりに数が多かったり、ページの内容と関係ないキーワードを入れたりするとメタタグを悪用するページと検索エンジンに認識され検索エンジンからの評価が下がる恐れがあるので、ページの内容にあったキーワードを3~5程度設定します。

ページのURLは分かりやすいURLになっているか?

ページのURLを分かりやすくすることは、検索エンジンだけではなくユーザーにとっても親切なことです。
Web制作をするときは、コンテンツのカテゴリやページの内容、タイトルを利用してページのURL設定しています。

ページのURLにコンテンツに関連した単語は入っているか?

ページの内容と関係のないディレクトリ名は使用しない。
ディレクトリの階層を深くし過ぎないように気を付ける。
2~3階層のディレクトリにする。

ページのURLのWWWありなしを統一化しているか?

検索エンジンでは、URL単位でページを判断します。
例えば、次のYahoo!のURLはどちらもYahoo!トップページを表示します。

http://www.yahoo.co.jp
http://yahoo.co.jp

同じページ内容だとしてもこのURLの「www」のありなしだけで別のサイトと検索エンジンは認識をします。

また、SSL化したサイトのURLも別サイトとして認識します。

http://www.yahoo.co.jp
https://www.yahoo.co.jp

検索エンジンに同じ内容のサイトに関わらず別サイトとして認識されてしまうと「重複コンテンツ」扱いされてしまいます。

「重複コンテンツ」のデメリット

検索エンジンに重複コンテンツ扱いされると、次のようなデメリットがあります。

・検索結果の表示の評価が下がる
・リンク評価が分散される
・分析・解析が困難になる
・Googlbotの仕事が増えるためインデックスされるのに時間がかかる

ページのナビゲーションは分かりやすいか?

ユーザーが迷うことなくスムーズに目的のページへ移動できるか?

ページの上部に主要なページへ移動できるようにナビゲーションリンクを設置します。
パンくずリストが設置できる場合は、パンくずリストを表示させます。

パンくずリストとは?

パンくずリストとは現在のページがサイト内のどの階層にいるかを表すリンクです。

そして、サイドバーにページ上部のナビゲーションリンクでは説明できない記事に移動できるように記事へのリンクを設置します。

記事の最後に、前後の記事ページを見て欲しいので前後のページへのリンクを設置します。
また、カテゴリで関連した記事へのリンクも設置します。

記事内に関連した同じサイトのページを内部リンクさせる場合は、
「こちらをご覧ください」や「このページ」とアンカーテキストを設定するのではなく
リンクするページの内容が分かるようなテキストを設定します。

どの場所からでも目的のページへ行けるようにリンクを設置することが理想です。

ページへのナビゲーションはテキストになっているか?

ナビゲーションメニュー、サイドバーや記事内の関連記事へのリンク、パンくずリストなどはテキストで表示させるようにします。
これは、Googlebotに代表されるクローラーが巡回しやすい環境を整えるためです。

サイトマップはGoogle用とユーザー用の二つを作成しているか?

サイトマップは、Webサイトの目次の役割があります。
XMLサイトマップはGoogle Search Consoleに登録して使用します。
Google Search ConsoleにXMLサイトマップを登録すれば、
Googleの検索結果に表示するために巡回しているクローラーが新しいページを見つけやすくなります。
また、XMLサイトマップとは別に閲覧者のためのサイトマップを作成します。
このサイトマップの設置やナビゲーションリンクなど主要なページへの導線を作成することで
ユーザーの直帰率の減少、ユーザーの操作性、クローラーの回遊性の向上させることができます。

404エラーページは準備しているか?

ファイルが存在しないURLにアクセスした場合、間違ったURLを入力した場合ページが存在しないと言うことをユーザーに伝える必要があります。
また、404エラーページには関連した記事や新着情報、おすすめの記事へのリンクを掲載してユーザーが直帰しない工夫をしましょう。

見出しタグは適切に使用されているか?h1~h6タグの順番は適切か?

h1タグは1ページに1回しか使用しません。
私たちがWeb制作する場合はtitleタグと一緒にしています。
見出しタグにはキーワードを設定します。
見出しタグはh1からh6まであり順番に使用して行きます。
そのため、h2タグの後にh1タグを使用すると言うことはありません。
h2->h3->h4と使用します。

strongタグ・emタグは適切に使用されているか?

私たちがWeb制作をする場合は、strongタグは使用しなくなりました。
文字を強調したい場合は、スタイルシートを使って装飾をしています。
以前は、対策キーワードにstrongタグを使用してSEO対策をすれば上位表示されることがありましたが、
今は、検索結果への影響は関係ないので使用するのであれば数個にしておきましょう。

ページの読み込み速度は最適か?

サイトのページを表示する速度を確認できるサービスをGoogleが提供しているのでチェックしてください。


出典PageSpeed Insights

画像サイズは適切か?altタグを使用しているか?

画像サイズはサイトのページ速度に影響するのでパソコン、スマホに最適なサイズにします。
画像をデザインとして使用している場合は、altタグの設定は不要です。
検索エンジンでは、画像を文字として認識できないので画像を表す内容をaltタグに設定します。
検索結果の上位表示への貢献度は低いですが設定しないよりは設定した方が良いです。

JavaScriptやスタイルシートは外部ファイルで管理しているか?

サイトのページの読み込み速度を上げるため、クローラーが巡回しやすいようにJavaScriptやスタイルシートは外部ファイルにします。

モバイルフレンドリー対策、スマートフォンで見たとき見やすいか?

サイトのページがモバイルに対応しているかどうか確認できるサービスをGoogleが提供しているのでチェックしてください。


出典モバイルフレンドリーテスト

URL「https://~」をSSL可、通信の暗号化にしているか?